白猫ゴルフのパターがとても苦手なのでいろいろ検証してみました。パター練習の参考にしていただければ幸いです。
※注意①この記事はそこそこ長く退屈なので、各章の冒頭にて結論を示し、以降で検証の結果を紹介するという流れをとっています。時間が無い方は結論だけ見てください；；
※注意②練習場での検証結果なので、実際のコースで得られる結果とは大きく異なることが予想されます。あくまで参考程度に見てください
条件が"平坦、ほぼまっすぐ"な場合について
まずは最もシンプルな場合である"平坦、ほぼまっすぐ"な場合の打球の軌道についての検証結果を紹介します。
練習場にてカップからの距離を約1mずつ変えながら、各距離でどのような打ち方がベストかを検証していきます。
今回の結論
①基本的に、すべての距離で"カップまでの距離"よりも強い力で打つこと
②なるべくniceを狙うこと（”ほぼまっすぐ”ならほぼ100%入る）
③とはいえ、毎回niceを出すのは難しい。そこで、平坦・ほぼまっすぐの場合は次の方針で打球すると安定しそうです。
以下で検証結果の解説を行います。
検証の条件について
①平坦・ほぼまっすぐの条件下で行う
②基本的にniceを狙う（故意に"少し強い”、”少し弱い"を狙わない）
③カップまでの各距離（1m間隔）において、"少し強い”、"nice",”少し弱い"での打球の結果を5回ずつ測定する
カップまでの距離ごとの検証結果（暇な人向け）
・カップまでの距離:8.27m（練習場での最大距離）
検証の結果、この距離での打球強さは9.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを9.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中2打IN、カップの0.5個分程度左をまっすぐ進む
・niceの場合:5打中5打IN、穴まで一直線
・少し弱いの場合:5打中5打IN 、右にわずかに弧を描くものの、カップには入る
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋1m強の打球強さでnice~少し弱い狙い"が良いといえます。
"少し弱い"でも入ることは入るのですが、右側に弧を描きながら進むため、地形の起伏が複雑な実践では入れるのは難しそう。とはいえ、"少し強い"だとほぼ確定でカップの左側へ大きくそれてしまうため、nice~”少し弱い”狙いが無難でしょう。
・ カップまでの距離:6.9m
検証の結果、この距離での打球強さは8.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを8.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中2打IN、カップの0.5個分程度左をまっすぐ進む
・niceの場合:5打中5打IN、穴まで一直線
・少し弱いの場合:5打中5打IN、右にわずかに弧を描くものの、カップには入る
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋1m程度の打球強さでnice~"少し弱い狙い"が良いといえます。
カップまでの距離が8.27mの場合とほとんど同じような結果となりました。さらに距離を短くしていくとどうでしょうか。
・カップまでの距離:5.92m
検証の結果、この距離での打球強さは7.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを7.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中2打IN、カップの0.5~1個分程度左を一直線
・niceの場合:5打中5打IN、穴まで一直線
・少し弱いの場合:5打中5打IN、右にわずかに弧を描き、カップにIN
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋1m程度の打球強さでnice~"少し弱い狙い"が良いといえます。
またもや同じような結果に。ある程度長距離でのパターでは、"少し弱い"はほぼniceと捉えてもよさそうです。一方で少し強いに入れてしまうと成功率はがくんと落ちます。
・カップまでの距離:4.93m
検証の結果、この距離での打球強さは5.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを5.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中1打IN、カップの縁～1個分程度左を一直線
・niceの場合:5打中5打IN、カップまで一直線
・少し弱いの場合:5打中5打IN、カップまで一直線
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋0.5m程度の打球強さでnice~"少し弱い狙い"が良いといえます。
この距離での大きな変化としては、"少し弱い"で打った打球が弧を描かず、ほぼ一直線にカップに入ったことが挙げられます。一方で、"少し強い"で打った際の左方向へのズレは依然あり、安定しない印象でした。
・カップまでの距離:4.05m
検証の結果、この距離での打球強さは4.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを4.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中4打IN、カップほぼ中央~カップ1個分とブレは大きいものの、安定感はある
・niceの場合:5打中5打IN、カップまで一直線
・少し弱いの場合:5打中4打IN、カップまで一直線,わずかに届かない場合あり
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋0.3m程度の打球強さでnice～"少し強い"狙いが良いといえます。
ここに来てついに"少し強い"の場合の成功率が一気に上がってきました。一方で、"弱い"に若干寄った"少し弱い"で止めた場合に、勢いが足らずカップの手前で止まるケースもありました。
カップまでの直線が平坦であるという前提であれば、おそらくこの距離が一番難しい（niceに寄せないと安定しない）と思われます。
・カップまでの距離:2.95m
検証の結果、この距離での打球強さは3.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを3.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN、安定感あり
・niceの場合:5打中5打IN、カップまで一直線
・少し弱いの場合:5打中4打IN、強さがギリギリ。少しでも"弱い"側で止めてしまうとカップに届かないケースが出てくる
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋0.5m程度の打球強さでnice～少し強い狙い"が良いといえます。
カップとの距離が短くなり、打球強さも弱くなっているせいか、"やや弱い"で打った時の距離の伸びなさが顕著になってきました。一方で、カップとの距離が近い分、"やや強い"で打った時の左へのブレの影響がかなり小さく感じられます。
この距離以下では、"やや弱い"よりも"やや強い"に軍配が挙がるといえます。
・カップまでの距離:1.94m
検証の結果、この距離での打球強さは2.3m程度が良いという結論となりました。
打球強さを2.3mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN(打球強さ2.0mにすると届かない)
以上より、この距離における方針としては、"カップまでの距離＋0.5m程度の打球強さでnice~"少し強い"狙いが良いといえます。
距離が短すぎるせいか、"少し強い"、"少し弱い"いずれの場合も全弾INとなりました。ただし、"少し弱い"の場合は強さ2.3でギリギリカップに届くかどうかというレベルなので、どちらかといえば"少し強い"に振れたほうが安定しそうです。
まとめ
検証結果から考えらえれることとしては、
①道なりが平坦ならカップまでの距離によらずnice成功率ほぼ100%
②5m以上の距離では"少し強い"優勢、それ以下の距離では"少し弱い"優勢
③全距離、カップまでの距離よりも少し強めに打つとよい
④照準はカップの中心に合わせる
条件が"上り、ほぼまっすぐ"な場合について
次は"上り、ほぼまっすぐ"な場合の打球の軌道についての検証結果を紹介します。
先ほどと同様に、練習場にてカップからの距離を約1mずつ変えながら、各距離でどのような打ち方がベストかを検証していきます。
"上り、ほぼまっすぐ"な場合の結論
距離に応じて、次の方針で打球すると安定しそうです。
以下で検証結果の解説を行います。
検証の条件について
①上りor少し上り・ほぼまっすぐの条件下で行う
②基本的にniceを狙う（故意に"少し強い”、”少し弱い"を狙わない）
③カップまでの各距離（1m間隔）において、"少し強い”、"nice",”少し弱い"での打球の結果を5回ずつ測定する
④照準はカップの中心に合わせる
カップまでの距離ごとの検証結果（暇な人向け）
・カップまでの距離:8.27m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは10.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを10.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中0打IN 全弾左にそれる 80cmOKもなし
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中0打IN 右手前で止まる
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1.5m程度の打球強さでnice狙いが良いといえます。
nice以外ではカップインが狙えないという結果となりました。頑張ってniceを出しましょう。
・カップまでの距離:7.04m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは8.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを8.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中0打IN 全弾左にそれる 80cmOKもなし
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中3打IN 外れた2打も両方80cmOKだった。
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1.5m程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
"少し弱い"でもそこそこ入るようです。一方、"少し強い"で止めてしまうと基本的に外れてしまうため注意が必要です。
・カップまでの距離:5.92m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは7.5m程度が良いという結論となりました。
打球強さを7.5mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中1打IN 5打中1打IN 外した時のロスがでかい。ほぼnice寄りの"少し強い"でやっと入る。左にずれる。
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中0打IN ただし5打ともすべて80cmOKだった。丘のような地形ではこちらが実践向きな気がする。
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1.5m程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:5.01m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは6.3m程度が良いという結論となりました。
打球強さを6.3mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中3打IN ただし、niceのかなり近くで止めないと入らない印象
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中3打IN 比較的大きく外しても入る。外した場合も80cmOKなので安定感あり。
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1.3m程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:4.05m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは5.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを5.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN 入りやすい印象。外してもそれほど距離が伸びないため、リスク小さい
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中4打IN,1打80cmOK ゲージ止める位置によっては手前で止まってしまう場合もある
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1.3m程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:3.09m 傾斜：少し上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは4.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを4.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋1m程度の打球強さで nice狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:2.00m 傾斜：少し上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは2.7m程度が良いという結論となりました。
打球強さを2.7mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋0.7m程度の打球強さで nice狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:0.95m 傾斜：少し上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは1.3m程度が良いという結論となりました。
打球強さを1.3mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離＋0.3m程度の打球強さで nice～"少し弱い"狙いが良いといえます。
条件が"下り、ほぼまっすぐ"な場合について
次は"下り、ほぼまっすぐ"な場合の打球の軌道についての検証結果を紹介します。
これまで同様に、練習場にてカップからの距離を約1mずつ変えながら、各距離でどのような打ち方がベストかを検証していきます。
"下り、ほぼまっすぐ"な場合の結論
距離に応じて、次の方針で打球すると安定しそう。
以下で検証結果の解説を行います。
検証の条件について
①下りor少し下り・ほぼまっすぐの条件下で行う
②基本的にniceを狙う（故意に"少し強い”、”少し弱い"を狙わない）
③カップまでの各距離（1m間隔）において、"少し強い”、"nice",”少し弱い"での打球の結果を5回ずつ測定する
④照準はカップの中心に合わせる
カップまでの距離ごとの検証結果（暇な人向け）
・カップまでの距離:8.40m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは8.4m程度が良いという結論となりました。
打球強さを8.4mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中2打IN ただし、niceのかなり近くで止めないと入らない印象
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中2打IN 3打80cmOK 外れてもカップ近くで止まりやすい
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:7.10m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは7.1m程度が良いという結論となりました。
打球強さを7.1mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中2打IN かなりnice寄りでないと入らない、穴近くで止まらない
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中3打IN ２打80cmOK 外れてもカップ近くで止まりやすい
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:6.07m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは6.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを6.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中3打IN かなりnice寄りでないと入らない
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN 入れやすいが、ボールが届くギリギリの距離なので打球強さには注意が必要
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:5.05m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは5.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを5.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中3打IN、1打80cmOK 勢いが強いと穴を飛び越える場合あり
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN カップに余裕をもって届く。安定感あり
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:4.02m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは4.0m程度が良いという結論となりました。
打球強さを4.0mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中3打IN "少し弱い"よりも入りにくい印象、穴の縁に当たってもカップに入らず通り過ぎて行ってしまう。
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN カップのふちに当たってから入ることも多い。
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:2.99m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは3.3m程度が良いという結論となりました。
打球強さを3.3mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN 左への逸れが小さく入りやすいが、"少し弱い"程ではない
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN niceから遠いところで止めても案外入る印象
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice~"少し弱い"狙いが良いといえます。
・カップまでの距離:1.99m 傾斜：上り の場合
検証の結果、この距離での打球強さは2.3m程度が良いという結論となりました。
打球強さを2.3mにした場合の検証結果は以下の通りです。
ゲージ停止位置ごとの結果↓
・少し強いの場合：5打中5打IN
・niceの場合:5打中5打IN
・少し弱いの場合:5打中5打IN
少し弱い~少し強いの間なら大体どこでも入る印象
以上より、この距離における方針としては、カップまでの距離程度の打球強さで nice狙いが良いといえます。
まとめ
勾配によらず、”ほぼまっすぐ”という条件下であれば、カップまでの距離ごとに適切な打球強さを選択すればほぼ確実にカップインが狙えるということが分かりました 。
次回は左右方向の傾斜がある（左右に曲がる）場合の打球方針についても検証していきたいと思います。
