この記事では超ビビり(だけどホラー大好き!)な私がおすすめしたいホラー作品を5つ紹介します!
※当ブログの別の記事でも、"民俗ホラー・都市伝説ホラー"のおススメ作品を紹介しているので、そちらもぜひチェックしてみてください!
1&2作品目 「SCP-511-jp けりよ」 「Tale しんに」 (作:梨)
初っ端から2作品の同時紹介となりましたがご容赦ください...。
最初にご紹介するのは「SCP-511-jp けりよ」と「Tale しんに」です。
この2作品は、SCP財団やオモコロなど、様々なメディアで活躍されているホラー作家の梨さんの作品です。
これら2つの作品は、ビビりな私がホラー作品(特に民俗ホラー、都市伝説ホラー)にドハマりするきっかけとなった作品でもあります。
作品のあらすじをざっくりまとめると、九州地方のとある山奥の廃屋にて見つかったビデオテープの謎に迫っていく、という内容です。
これだけ聞くとありきたりな内容に思えますが、この作品最大の魅力である、"民俗学の視点から緻密に練られたシナリオ"には圧倒されること間違いなしです。
報告書形式のテキストを読みながら、田舎の山奥で脈々と続く風習に少しずつ迫っていく際の没入感はすさまじく、あたかも自分自身が禁忌に触れようとしているような錯覚に陥ります。
物語の真相を考察されている方もいらっしゃるので、おススメの考察動画を紹介しておきます。下のリンクからどうぞ。
この二作品を読む順番ですが、必ずSCP-511-jp けりよ から読んでください。
"Tale しんに"の内容は、"SCP-511-jp けりよ"を読んでいることが前提となっているので要注意です。
本記事はこちら
SCP-511-jp けりよ
Tale しんに
3作品目 みさき (作者不明)
先に言っておくと、個人的にはこの作品は今回紹介する作品の中でダントツ一番に怖かったです。
あらすじとしては、ある日見晴らしのよい神社境内で女児が忽然と姿を消してしまった事件の真相に迫るというものです。
事件現場に関する資料や、関係者の会話記録など、さまざまな手がかりを追いながら事件の真相に迫っていく。いわゆるドキュメンタリーホラーというジャンルの作品になります。
ここまで聞くと単なるミステリー作品のように思えるかもしれません。
そう思われる方はぜひ、この作品の冒頭だけでも読んでみてください。
最初の4~5行を見た瞬間に、この作品の奇怪さ、そしてこの後続く話は絶対ヤバいやつだ、と確信すること間違いなしです。
この作品はネタバレのない状態で楽しんでいただきたいので解説はこの程度にとどめておきます。
気になった方は是非作品を読んでみてください。
読む方法は2種類あります。(有料と無料の2種類)
1つ目amazonの電子書籍で購入する方法。忌録: document Xというホラー短編集に収録されています。
それと、買う前に絶対にレビューを読まないこと。ネタバレ、考察コメントが多めです。要注意。
購入はこちらから
2つ目の方法はwebページで本記事を読む方法です。そもそもこの作品は、元はと言えばとある文学コンテストの優秀賞作品であり、誰でも無料でweb上から全文を読むことができます。
リンクはこちら
優秀作品賞 - 第2回 21世紀新鋭詩文学グランド・チャンピオン決定戦
おすすめは忌録: document Xを購入して読む方法です。忌録: document X版では、web版に比べて加筆、修正がされているため怖さが1.5倍増しになっています。
とにかく、私の中ではダントツNo.1ホラー作品なので、一人でいるときに、是非読んでみてください。
4作品目 異端の祝祭 (作:芦花公園)
次にご紹介するのは、芦花公園さん作「異端の祝祭」です。
この作品は、ジャンルで言うと「カルトホラー」に分類される作品です。
怪しげな新興宗教団体に取り込まれた女性をめぐるお話であり、途中途中に出てくる謎の儀式のシーンでは、その描写があまりにリアルであるため、今まさに禁忌に触れているような感覚に陥いること間違いなし。
ドラマTRICKや映画ミッドサマーのように、我々とは異なる倫理で生きている集団に囲まれる形のホラーが好きな方はぜひおすすめしたい一作です。
5作品目 火のないところに煙は (作:芦沢 央)
最後にお勧めするのは、芦沢 央さん作、「火のないところに煙は」だ。
この作品は、今日おススメした5つの作品の中では一番スタンダード、もっと言えば万人になじみのある恐怖を提供してくれる作品だと思います。
テイストとしては、テレビ特番の「本当にあった怖い話」や「世にも奇妙な物語」に近いので、ホラーをあまり読んだことのない人にとっては、最初の一冊としてもお勧めです。
また、本は短いお話を数話まとめた短編集なので、普段本をあまり読まないという人も気楽に読むことができるというのも魅力的。
実はこの本には、上に挙げた4作品とは一味違う仕掛けが隠されているのですが、それを言ってしまうと楽しみがそがれてしまうと思うので、紹介はこの辺で終えておこうと思います。
もっとホラーを楽しみたい方へ
当ブログの別記事にて、"民俗ホラー・都市伝説ホラー"にフォーカスしたおススメ作品の紹介を行っているので、よろしければ下のリンクからチェックしてみてください!